サーフィンの上達に役立つヨガのポーズ3つ【簡単でどこでもできる】

サーフィンの上達に役立つヨガのポーズ3つ

「サーフィンの練習って何をしていいのかわからない」、「テイクオフの練習はするんだけどライディングの練習をどうやったらいいのかわからない」っていう人が多いと思います。

そんな時におすすめするのがヨガです。ヨガというとなんとなく抵抗を持つ人が多いと思います。ポーズが変だったり宗教的なイメージがあるからだと思います。私も最初は同じように思っていました。しかし、実際にヨガを初めてみるとサーフィンが上達したと感じていますし、周りからも上手くなったと言われるようになりました。

私自身はヨガ歴4年、サーフィン歴7年で毎日ヨガをして毎週サーフィンに行ってます。

ヨガとサーフィンはとても相性がいいスポーツです。
週末だけしかサーフィン出来ない人にとっては、サーフィンに行かない日のトレーニングが重要になります。
そこで役に立つのが「ヨガ」です。
ヨガによって体幹を鍛える事ができます。
体幹が鍛えられる事でパドルのスピードが上がり、テイクオフのバランスが良くなり、ラインディングのバランスやスタイルが向上します。
サーフィンの上達が難しくて諦めかけている人、テイクオフはなんとか出来るけどその後が続かない人はこれから紹介するポーズを練習してみてくださ<い。
ヨガのポーズは初級者向けから上級者向けまで数多くありますが、初級者にもできてサーフィンの上達にもなるポーズがいくつかあります。
その中から厳選して3種類を今回はお伝えしたいと思います。
あまり多くのポーズを紹介しても、やらなくては意味がないし続けなければ効果が得られません。
3つならば覚えやすいし、簡単なポーズなので誰にでもできます。
最初は見よう見真似で構いませんので、YouTubeなどの動画をみながら行ってみてください。
家に帰ってから寝る前のほんの10分行うだけで、サーフィンの基礎動作が訓練できるので継続してみて欲しいです。

サーフィンが上達するヨガのポーズ3選

    • アッパードッグ
    • 戦士のポーズその1
    • 戦士のポーズその2

アッパードッグ

テイクオフのレベルが上がるのがこのポーズです。
その名の通り、上を向いた犬というのが名前の由来ですね。
犬を飼っている人はわかると思いますが、寝ていた犬が起きた時にストレッチとして行うポーズです。
※猫もやるような気もしますがまぁいいでしょう。。。
このポーズで一番重要な事は「腕の力を使わない事」です。
腕で支えるのだから腕のチカラを使うのは当たり前じゃないかと思うかもしれません。
私が伝えたいのは、このポーズをする前の段階です。
テイクオフも同じですが、うつ伏せの状態から体の上体を上げるのがダウンドッグです。
この上半身を上げる時に、「背筋を使う」のがポイントです。
出来る限り背筋で上体を上げてから最後に腕のチカラを使ってください。
こうする事で、腕のチカラを最小限にして状態を持ち上げる事ができます。
これがテイクオフの時にも重要になります。
テイクオフが不安定になる理由は腕でサーフボードを下に押す時にバランスを崩してしまうからです。
浮力のないショートボードは特にバランスを崩しやすくなります。
なにせ、両手のチカラを均等にボードに伝えないとならないわけですから。
板を押して上体を上げるという感覚を無くして、背筋を使って上体を上げるという感覚を意識するだけでテイクオフが安定します。
このアッパードックはこのポーズだけを練習してもいいのですが、「太陽礼拝」の流れで行うと呼吸も整うので一石二鳥です。
太陽礼拝は立っている状態から前屈、アッパードッグ、ダウンドッグを行い立つポーズに戻る一連の流れのヨガです。
サーフィン前の準備運動や、朝起きたときの覚醒に行う事にも向いています。
太陽礼拝はヨガの基本のポーズですので、是非覚えて欲しいと思います。
サーフィンがしたくなるような波の音を聴きながら太陽礼拝の練習ができる動画を紹介します。
参考にしてみてください。

戦士のポーズその1

ヨガの定番のポーズです。
ポイントは足を広げた際に、両足のかかとを地面につける事です。
特に、後ろ足のかかとを地面につける事が大切になります。
後ろ足のかかとがつきにくい人はつま先の向きを少し斜めに向けてもOKです。
後ろ足のかかとをつける事で、サーフィンのライディング中の板のコントロールをするための重心の移動の感覚が鍛えられます。
両手を真上に上げる事で、体幹のトレーニングになります。
足で踏ん張る事、支える事も重要ですがそれよりもお腹の中心でバランスをとる事に意識を向けてみてください。
常にお腹の中心である丹田でバランスを取ろうとする事でサーフィン中のバランス力が上がります。
ついサーフィンは足の力や腕でバランスをとろうとしがちですが、そうではなくてお腹に重心を置くと姿勢やバランスが安定します。
簡単そうに見えるこのポーズですが、意外と難しいんですよね。
肩と耳を出来るだけ離すようにするのがポイントです。
初心者は肩に力が入って、肩が上がって耳に近くなってしまう場合があります。
肩の力を抜いて、上半身のチカラを抜いて下半身で体を支えるように意識をしましょう。
これがサーフィン中のライディングポーズにも影響します。
カッコいいサーファーは上半身のチカラが良い感じに抜けていて、スマートですよね。
特にロングボードのサーファーは上半身のチカラが抜けているとカッコよく見えますよ。

戦士のポーズその2

戦士のポーズ1から腕を横に開いたポーズがこのポーズです。
ポイントは目線です。
指先より先に視線を向ける事で、サーフィンでライディングする時の視線が訓練できます。
サーフィンで大切な要素の一つが「目線」です。
サーフィンに限らず、乗り物で重要な事は「目線」だと言えます。
目線の方向に進むからです。
自転車をこいでいても、目線が手元にあれば転びます。
サーフィンも同じです。
足下に目線が行けば体は足下の方向に進もうとするので、自然と転んでしまうのです。
この視線、目線をトレーニングできるポーズが戦士のポーズその2です。
目線だけでなく、両腕を開く事で体幹を鍛えられるしバランス力が上がります。

最後に

サーフィンが上手くなるためには、海に行ってない時の練習が重要になります。
陸上でできない事は海の上でも出来ません。
海の上の方が難易度が高いのですから当たり前ですよね。
サーフィンはテイクオフでつまずく人が多いと思いますが、それは誰もが通る道です。
だから安心してください。
難しいからこそ楽しいのです。
海に行かない(行けない)時の地道な練習が、海に行った時に重要になるのです。
今回紹介したポーズはヨガマット1枚分のスペースで行う事が出来るトレーニングです。
サーフィンもヨガもそこまで筋力は必要としません。
体幹や柔軟性のほうが求められます。
毎日練習すれば自分でその成長を感じる事が出来ますので、まずは1週間続けてみてください!
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